イワナ 寄生虫 168482-イワナ 寄生虫
長野県大桑村を流れる木曽川水系伊奈川の支流，ケサ沢で採集したヤマトイワナの体表にチョウモドキ Argulus coregoni が寄生していた．採集場所は標高1075mで，本種が自然分布する最高標高地点である．本報告では，この採集記録に加えて，わが国の高い標高の河川・湖沼から報告された魚類寄生日本の高標高地における魚類寄生虫の記録， 特にヤマトイワナへのチョウモドキの寄生 長澤 和也*・河合 幸一郎 〒 東広島市鏡山144 広島大学大学院生物圏科学研究科 Argulus coregoni (Crustacea Branchiura Argulidae) from a yamato charr,イワナの寄生虫，ミヤマナガクビムシ タクサ No 50 (21) 13 結果 検査したイワナ 4尾263–324（平均293） mm SLはすべてミヤマナガクビムシの寄生を受け，寄 生個体数は2–5個体（合計15個体），平均寄生強度 は38個体であった．この寄生虫は，イワナの口腔 第4回 世界初 寄生虫が異なる生態系をつなぐことを証明 ナショナルジオグラフィック日本版サイト イワナ 寄生虫